新生昭和寮時代
昭和六十一年に諏訪寮監、堀内管理人を迎え、寮内の設備も大幅に改善された寮に生まれ変わり、新しい歩みを始める。OBはこの年を「昭和寮のルネッサンス」と呼ぶ。長年の懸案であった「食事内容の改善」問題もこの年に解決された。
翌々年、黒んぼみこしが全国的な自粛ブームの中で休止したが今では寮最大のイベントになっているのは寮生の知るところである。また、寮生が現在の人数になるのは最近で、昭和寮の人気の高まりもあって入寮倍率も年々高くなってきている。
平成になって昭和寮を廃止して新しい施設を建設する計画が出された。この問題に関する討議は平成六年現在も続けられている。
新生昭和寮時代(1989年?94年)
- 昭和時代
- 1986年(昭和61年) チェルノブイリ原発事故・・・・新生昭和寮スタート
- 1988年(昭和63年) ソウルオリンピック・・・・・・黒んぼみこし自粛
- 平成時代
- 1989年(平成元年) 昭和天皇大喪の礼
- 1990年(平成2年) 統一ドイツ誕生・・・・・・・・旧寮が一人部屋に
- 1991年(平成3年) 雲仙普賢岳噴火
- 1992年(平成4年) PKO法案可決
- 1993年(平成5年) Jリーグ発足
- 1994年(平成6年) リメハンメルオリンピック
1994年
四月、新歓。先輩方から手厚い洗礼を施され、七転八倒した。ほろ苦い大学生活の序章だったが、嘔吐による苦痛を皆で共有し結束を深めることができた、との肯定的解釈をしたい。
六月、円高により平成不況が深刻化するも、寮費三万円の我々にはあまり応えなかった。
六月?七月、ワールドカップ開催。寮内でサッカーブームが巻き起こり、R・バッジョらの華麗なテクニックに酔いしれた。初めての試験も華麗に散った。
十二月、ダンスパーティで悲喜こもごも。特筆すべきことは、数年ぶりにダンスが復活したということである。デイスコに身体を揺らす皆の顔は、明らかに強ばっていた。
- 1994年(平成6年)
- 平成6年 4月 中華航空のエアバス墜落
- 5月 パレスチナ暫定自治合意・・・・・・・新歓・追出しコンパ
- 6月 NY円相場一ドル99円台を記録・・・・院内戦、野球で準決勝進出戦敗)
- 7月 サッカーW杯、ブラジル優勝・・・・・学年末試験
- 8月 犯行時19歳の少年に死刑判決・・・・夏季休暇
- 9月 イチロー・年間200本安打達成・・・スティーブン・バス(米)入寮
- 10月 大江健三郎ノーベル文学賞受賞
- 11月 貴乃花横綱昇進
- 12月 ロシア、チェチェン侵攻・・・・・・ダンパでダンス復活