平成30年9月9日、快晴の日曜日、正午から「学習院昭和寮90周年の集い」が開催されました。
今回、昭和3年に建てられました元昭和寮、現在の日立目白クラブの周辺に4棟立っておりました寮棟が今年取り壊され、〝本館が残っている今のうちに是非みんなで集まろう〟と言うことになり、今回「昭和寮会」を企画いたしました。
“さらば白亜の古寮よ!”と 本会のサブタイトルを付けていただきました昭和寮監事の角野先輩(昭和37年卒)の開会宣言に始まり、第6代昭和寮会会長の甲木先輩(昭和43年卒)からご挨拶をいただきました。続いて内藤政武学習院長、井上寿一学習院大学長、東園基政桜友会長からそれぞれ学習院の現状報告、寮の在り方への思いなどを交えご祝辞を賜りました。
続きまして初代会長をおつとめなり現在、名誉会長の大木先輩(昭和28年卒)に、実際に寮生として此処で学生生活を送られた当時の思い出を語って頂き、改めて“学習院昭和寮”の持つ伝統の重みを実感した次第でした。その後、2階にあります写真スタジオにて、壮観とも言える集合記念写真を撮影致しました。その2階から、取り壊し後の寮棟の基礎部分が如何に頑強であったかを見ることが出来ました。その後、1階に戻り、第二代会長でいらっしゃいました村上先輩(昭和31年卒)に乾杯のご発声をお願いし懇親会が開始されました。
(昭和60年卒の高知の銘酒「司牡丹」の社長であります竹村さん(昭和60年卒)から、たくさんの日本酒をご提供いただきました。)歓談に移りまして先輩後輩が一緒にテーブルを囲んで楽しくお話をしたり、特に卒業以来初めて会う仲間との再会は卒業後の時間の経過を忘れるほど一瞬にして当時の時間にタイムスリップしたようでした。
歓談の途中、余興といたしまして昭和50年から53年にかけて8ミリフィルムで撮影しておりました当時の寮の東北旅行や四大学祭の様子を放映いたしました。また佐々木のおっちゃん、おばちゃんの声も入った懐かしいビデオ動画も公開し皆さま懐かしくご覧いただいておりました。その後、元寮監でいらした川口洋先生、諏訪哲郎先生からも当時の思い出を語っていただき最後に学習院昭和寮寮歌、学習院院歌を皆で斉唱し次回の再会を約束しお開きとなりました。
今回は残念ながら参加できなかった皆さまも次回は是非ご参加いただきたいと思います。また欠席にもかかわらずご寄付を頂きました皆さまにも心から感謝申し上げます。今後の活動資金として大切に使わせて頂きます。
なお事務局の方で名簿を管理しておりますので御用の節はどうぞご連絡ください。
最後になりましたが、皆さま、出欠の返信ハガキを送っていただき本当にありがとうございました。
欠席でも、住所確認にもなり事務方としてデータをまとめる上で大変助かりました。この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。
レポート:実行委員 高森邦彦(昭和54年法学部政治学科卒)
※併せて下記の写真集をご覧ください。